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最強のインドアを求めたキャンプ

ひとりぼっちの【まど・のそと】です。
俺は基本的に根っからのインドア趣味が大好きさ。
ゲーム、漫画、アニメ、楽器演奏など…屋外で楽しむと白い目で見られる趣味。

新型コロナ大流行の時に、キャンプはめちゃくちゃ流行った。
そして、その流行はそれぞれの文化や趣味になったり、
思ったほど楽しくないと言う感想で辞めたり様々だ。

俺がキャンプにハマったのは2024年、むしろブームが終了したころだった。
理由は二つある。


キャンプ場が空いてきたから
キャンプの目的なんて、ぼっちには一つしかない。
全く誰にも干渉されず、誰との関りも持たず、全て自己責任で過ごす。
他のお客さんの声も気になってしまうし…、俺のいびきなんかも迷惑では?と考えてしまう。
だから人が少なくなったブーム終了が狙い目だった。
他のキャンプ系インフルエンサーの人たちはそれに加えて、
キャンプ道具が安く買えるようになったとか言うけど…
ぼっちにとって重要なのは、誰にも干渉されない孤高の時間のみだ。

人生初の野宿をしたから
これは友達の驕りで、俺の誕生日を祝ってくれるという事で、
友達が『お前は財布を持つな!今日は俺が財布だ!』と言う
漢らしい一言を鵜呑みにして、夜中3時まで飲んだ時。
家に着き、入ろうとすると、鍵が無く家族は寝ているので硬く閉ざされた玄関。
財布を持っていない俺、携帯の電池はとっくに切れている。
友達とはもうとっくにタクシーで別れている。
そして、10月の夜中3時、体感気温は12℃程で風が強い夜。
幸せからなひと時から、絶望の崖っぷちだった。
冷静な判断ができないまま、俺は物置のダンボールに包まりながら
家族が起きる朝7時まで耐えた。他の人からすればたったの3時間ほどだが…
その時の俺は『人生初の野宿…硬い、狭い、臭い、寒い』と言う
贅沢な苦痛を味わった。

その結果、野宿よりキャンプの方が楽だし、ゆっくり寝れるだろう
と言う結論に至り、ソロキャンプをしてみようと思った。

ソロキャンプを初め動機は、『野宿より快適で、誰にも干渉されない』が理由だった。
ただ、いきなり始めるにも…小学生の時に一回やった程度の知識。
そこから20年近くは経っているから、道具や常識が全然変わっているのだろう。
ゲームで例えるならファミコンからWiiまでの変化だ別世界だ。
早速Youtubeで動画を見て学んでみる。
俺が知っているキャンプと全く違っていた。

20年間で変わったキャンプの常識

火起こしが楽になってる
・テントでワンタッチ型と言う、簡単に立てられるものがある
・コットと言われる、外で使えるベッドがある
・発電機を持っていかなくても、LEDランタンで明かりは確保できる
イスの種類がえげつない事になっている。


俺の主観によるキャンプ流派

カッコいい道具を並べて展示する  モデルハウス型
焚火の虜になった        焚火信仰型
外で食う飯は美味いんじゃ!    屋外クッキングパパ型
・ひたすら軽量化を目指す登山家  リュック家出型

・釣りやバイク等を主戦力とした   趣味並列型

色々な流派を見ているると…自分が目指す、キャンプの流派を考えたくなる
道具を並べたりするのは、集めるのも片付けるのも大変そうだ。
焚火は…火遊びしちゃダメって婆さんが言ってたし
外で食う飯は美味い。
登山も釣りもバイクもしないしなぁ…
唯一ある趣味はゲーム、漫画、アニメくらい。

とりあえず、漫画でも持って行ってみるかと思い…キャンプ道具と一緒に持っていく

不滅のあなたへ

不滅のあなたへ

選んだ漫画は不滅のあなたへ
不死の存在の主人公が、人との出会いと別れを繰り返し
より完璧な存在へ近づく、ヒューマンドラマ&冒険譚だ。
ひとりぼっちの俺に取って、読んでいて涙ぐむシーンが度々ある。
この不滅のあなたへの紹介はまた、違う機会にしよう。

キャンプ場に着いて、不安になる

おじさん独りでのキャンプ、周囲から見たら気持ち悪いのでは?
飯はいつ喰うんだ?やる事無いから、先に喰った方がいいのか?
おじさんとは言え夜襲われたらどうしよう?護身用の武器が必要か?
・テントの立て方とかやり方間違っていたらどうする?

しかし全て杞憂だった、そもそもキャンプ場には俺以外に居た客は、
20代の女性徒歩キャンパーと20代の学生キャンパーだけだった。
キャンプ場には3人しか客が居なかった。
20代女性徒歩キャンパーの方が、よっぽど恐怖だろう。
しかも、その20代女性徒歩キャンパーは何故か俺の隣にテントを張る
な、何が目的なんだ!?
…動揺しつつも、護身用に置いとくならひとりぼっちのおじさんが良いという事なのか?と
拡大解釈をして、そわそわしながらソロキャンプを楽しんでみる。

読み慣れた漫画だが…面白い!

キャンプYoutuberたちが良く言っている謎の言葉
非日常体験…その意味が分かった。
風に吹かれて、晴れ空の下…じかんを気にする事なく読む漫画

不滅のあなたへ

不滅のあなたへ

しかも飽きたり、疲れたりしたら横に寝転んで、青空の下で昼寝をできる。
しかも誰にも怒られない!家で休みの日に漫画を読んで、昼寝をすると
休みを無駄にした罪悪感と家族の白い目が気になり満喫できないが…
キャンプ場で漫画を読んで昼寝しても、誰にも怒られない!
おまけに、ここでアウトドア全否定のノイズキャンセリングイヤホン
音楽を聴きながら漫画を読むとなお凄い!静かな平穏と、晴れ空から吹く風の気持ち良さ。
これはインドアで漫画を読むのとは次元が違い過ぎる!!

キャンプとなると、虫やら、パリピやら、承認欲求を満たす趣味の人達やらで
不快なものばかりを見ると思っていたが…
実際は、今まで味わってマンネリ化したインドア趣味が
ワンランク上の趣味に進化する儀式だった。
自分の固定概念が壊れる瞬間だった、俺のソロキャンプ流派は

最高のインドアをアウトドアで実現する

と言う形になった、これから先…ぼっちのインドア趣味を
進化させる、ソロキャンプなんかも紹介していこうと思う。

ひとりぼっちインドアだからこそ、キャンプは最高の儀式になる